おしいものを食べてほしい
少し前の話になりますが、地元の高柳小学校で「生産者の方と給食を食べる」という食育活動の一環として小学生と一緒に給食を食べてきました。
その時にありがたいお話をと無茶ぶりをされまして、少しだけ自分の考えを話してきました。
まず自分がこの農業に興味をもったきっかけの一つとして小学校低学年のころ門出の祖父の家に夏休みに遊びに来た時に朝祖父と一緒に庭のキュウリをもぎに行き、そのまま味噌をつけて食べたところこんなにおいしいキュウリを食べたのは初めてだと驚いた経験があります。一つのきっかけにすぎませんが、そこから食べ物に興味を持つようになったと思います。
高柳の小学生はそれが当たり前の環境に居ます。祖父母や親が畑や田んぼをやっていて、おいしい野菜やお米が食べられる環境にいるのですが、それが当たり前と思って気づいていない子もいると思います。なので今のこの環境というのは素晴らしいことだと伝えました。
そして最後においしいものをたくさん食べることが大切と伝えました。おししいものを食べることで本物がわかるようになります。舌はたくさん使うからこそ成長します。「おいしい=高級」ではありません。小さいころからその習慣が身につくことで大人になってから違いがわかるようになると思います。だからこそ小さいころからおいしいものに触れていてもらいたいです。
とそんなことを小学生の前で話をさせてもらいました。全部が伝わったかはわかりませんが、少しでも伝わってくれればいいかと思います。
この地域にいると地域の子供たち全員の顔と名前がわかるので、将来どんな大人になるかとても楽しみです。いつかあの時の話が良かったよと言ってもらえたらいいなと思います。
ちなみに写真は冬の青空があまりにきれいだったのでのせてみました。給食の話とはまったく関係ありません(笑)。