従来コシヒカリとは
スーパー等でみかける新潟県産コシヒカリのほとんどは「コシヒカリBL」という品種です。
「コシヒカリBL」とは従来のコシヒカリに改良を加えて、病気(いもち病)に強く、栽培しやすくした品種です。(※いもち病とはお米がかかってしまうと枯れて収穫できなくなってしまう稲の中でも最悪と言われている病気です)
食味としては粘りはありますが、あっさりした食味が特徴です。
スーパー等で売っている新潟県産コシヒカリは、ほとんどがこのBL米です。
「従来コシヒカリ」は病気(いもち病)に弱く、稲が倒れやすい品種で栽培が難しく、新潟県では限られた農家でしか栽培されていないため、一般的なスーパー等には出回らない希少米となっております。
新潟県の公表では「食味や品質はコシヒカリと同じ、いもち病に抵抗性があることだけが違い」としていますが、生産者や、お米屋さんからは、味が全然違う。新潟コシヒカリ本来の旨み・甘みがない。という意見が出ています。 食べ比べると炊き立てでは同等、しかし冷めたご飯では「従来コシヒカリ」の方がおいしいという意見が圧倒的でした。だからこそ自分は少しでもおいしいものを届けたいと思い、「従来コシヒカリ」の栽培に取り組んでいます。
「従来コシヒカリ」は美しいツヤにふっくらとした食感、噛めば噛むほど甘みがふわっと口の中に広がります。おかずがなくてもご飯が進みます。また冷めてもおいしく、お弁当やおにぎりにもぴったりです。
少しでもおいしいものを食べたい方や、食べ盛りの子どもたちに味の違いを知ってもらいたい方などぜひ食べてみてください。