イノシシ入りました
山の中の田んぼでお米を栽培しているため獣との戦いは常に発生しています。
そしてついに先日田んぼにイノシシが入ってしまいました。
イノシシが田んぼに入ると、稲を踏み荒らしたり、穂を食べてしまい、収量ががくっと落ちてしまいます。
そうならないためにもイノシシが入ってこないように「電気柵」という資材を使い、イノシシを追い払うようにしています。
電気柵とは電気を通すロープを田んぼの周りに張り巡らせて、動物が触れるとビリっと電気が流れてびっくりさせて追い払う資材です。効果は高いですが、値段もそれなりに高く、設置するのにも手間がかかり、さらに維持をするのにもかなりの手間がかかります。
そのため、極力張りたくなかったため、毎年出てくる田んぼには設置し、出てこない田んぼには張らないようにしました。
それでも門出集落全体のの90%以上の田んぼが電気柵を張っています。残りの数%に自分の田んぼもありました。
電気柵を張れば、張らない田んぼを探すのでしょうか、張らなかった田んぼにとうとうイノシシが入ってきました。
もう収穫間際なので、電気柵をわざわざ張る気も起きず(あとはあまりの暑さに)、早く刈り取ってしまうようにしました。しかし連日の雨続きで思うように刈り取りが進まず、ただ倒れていく稲を眺めるだけに・・。
そして一言「イノシシの野郎捕まえておいしく食べてやる」と毎日のように恨み節を吐いています。
この週末は天気が良くなるみたいなのでそこで刈り取りかなーと思っています。
イノシシも食べたくなるくらいおいしいお米と言うようにしました。そんなお米は来月から販売開始予定です。ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
ちなみに3枚目の写真は電気柵の支柱ですが、資材が足りずに竹を切って代用したものになります。知る人が見れば竹でもいけるんだと思うかもしれません。あるものでなんとかする、これが百姓の生き方です。